ルールを守ること

ルールに対しての意識

こんにちは149teaherです。

お盆休みも残すところあと17日と18日の2日という方も多いのではないでしょうか。
とはいえ、お母さん達にはむしろ「あと2日でダンナが家からいなくなる!」というワクワクがあるかも知れません。

私は明日から仕事に戻りますが、少し重いテーマを書き始めてしまいました。

「ルールを守る」というものです。

「ルール」と聞くと、中には「面倒くさいもの」というような若干ネガティブなイメージが付きがちです。
何て言うのでしょう、「あれをするな」「これをするな」といったような、行動を抑圧するイメージがあるのでしょうか。

子どもたちが過ごす学校でも多くのルールがありますよね。多くのルールは納得できるようなものであるかと思います。

一方で、ネット上では、様々な「ブラック校則」が話題になっています。
とりわけ話題になっているのは「ブラック校則をなくそう!」プロジェクトだと思います。ここに挙げられている『ルール』はもはや「ルール」と言えないようなものに対しての抗議の声で、大いに耳を傾けるべきであると思います。

でも、わたしがここでお話ししたいのは、そのような理不尽な『ルール』ではないのです。

ルールに対して、枠外で文句を言うことについての是非です。

もう少し具体的に説明させていただきます。

意味のないルールは、自分で変えるという気概

子どもの通う中学校で、「学校に持ってくる水筒には、水又は茶のみを入れてくるものとする。」というルール(校則)があったとします。

このルールがあると、無糖の紅茶やスポーツドリンク、経口補水液などは持参不可となりますよね。

ところが、中には「こんなルールは意味がない!うちの子にはスポーツドリンクを持たせる!」と考える方が出てくると思います。

そこで、考えたいのです。「ルールが非合理的だから、私はそんなルールには従わない。」と判断して、「勝手に」ルールを逸脱することが本当に「合理的」な行動なのかどうかということです。

ルールに非合理的なことがあったら、ルールを改めれば良いのです。

とはいえ、この作業は中々大変です。わざわざ火中の栗を拾うような作業で、「あの人、そこまでムキになることないんじゃないの?」と周囲に思われかねない作業です。だって、水又はお茶のみとされている中で、スポーツドリンクをルールの中に含めさせようとするのですから。

いちいち学校にそんなこと言ってられない、馬鹿らしい、と思って子どもにスポーツドリンクを持たせることは、一旦は「『ルール』違反」となるのです。

これが『ルール』違反であることがおかしい、と考えることが私たちの知恵だと思います。

大人の世界でも同様です。何らかの会議で、上司が何か発言をする。会議の場では誰もそれについて口を挟まない。会議自体はその上司の提案通りの進行が進められていく…。

でも、会議が終わった後、会議室をあとにする社員の口からは「部長はあんなこと言っていたけれど、できるわけないよな。」「そうそう、あの人、いつも口ばっかり。」「こうやって俺らが尻ぬぐいさせられるんだよな。」といった会話が耳に入ります。

私ね、これが本当に嫌いなんです。

ルール(決定でも良いです)がおかしいと思うのであれば、思い切って声を出して、「おかしい!」と言わなければならないと思います。

そんな勇気ないわ、という方もおられるかも知れませんが、そういったネガティブな保身の姿勢は、子どもに感づかれます。

百歩譲って、子どもに感づかれないとしても、あなたのそういった日和見主義な考え方は、子どもに伝わってしまうはずです。

おかしな『ルール』があれば、潰せばよいのです。

もちろん、潰すためにはかなりのエネルギーが必要です。
敵も作るかも知れません。

でも、自分が正しいと思うのであるならば、一度は関係者の間で議論するべきです。

そのとき、自分が間違っていたと感じたのであるならば、
「なるほどな、私が間違っていました。しっかり理解できました。」
と潔く白旗を上げたら良いのです。

余談ですが、私は塾の子どもたちに「ヤンキーは本当に可愛い。」と言っています。
だって、彼ら彼女らは、制服を着崩しているのですよね?

その時点で「制服」という枠にはまっているのですよね。

可愛くないですか。

本当に骨のある奴ならば、「僕には制服は必要ない。だから、制服のない学校を作る!」と行動に移るはずです。実際にそれを実行した学校も少なくないはずです。

自分の我儘を「ルール」のせいだ!「ルール」がおかしいんだ!とぼやく力があるのであれば、親子で力を合わせてそのおかしい『ルール』を潰していきましょう。

そして、合理的な理由、他人を納得させることができるだけの理由が思いつかないのであるならば、もう一度社会生活における「ルール」について考えてみましょう。

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