コロナの休校から春休みへ

こんばんは、149teacherです。

一連のコロナ対策で、毎日毎日ヘトヘトになっています。

中々このブログの更新ができません。

ですが、今日は久しぶりに頑張って記事を書いてみようと思います。

なぜかと言うと、

 

コロナ疲れ

 

ネット等で情報を集めていると、「コロナ疲れ」という言葉が目に入りました。

3月初めから今日まで、子どもたちはずっと自宅軟禁状態です。

ストレスもたまると思います。

我が家の末っ子も、この春中学に入学するのですが、

先日行われた卒業式は、今までにないくらいにシンプルな式で、約1時間で終了。

4月に行われる中学の入学式は、保護者1名のみ参加可能ということで、このポジションは妻に託します。

今までにないような緊張感の溢れる雰囲気の中で、子どもたちは大変なストレスを抱えて生活していると思います。

 

塾はやっています

私の勤める塾では、3月16日から段階的に授業を再開しています。

これは先のブログでも書かせて頂きましたが、中々緊張感のある決断でした。

自分の塾から感染が広がったとしたら、世間にはどう言われるだろう…。

感染源とされてしまった子どもやその家族を守ってあげることができるのだろうか…。

そんなことも考えますが、それと同時に

こんなに長い間子どもの勉強を止めてしまって良いのだろうか?

という焦りもあります。

これについては、何とかしてあげたい、という思いは塾関係者のみならず、教育関係者の皆さんは、誰もが思うことだと思います。

 

結局は「経営」でしょ?

確かに、これ以上塾を閉鎖すると、授業料の返還などが必要になってきます。

当然、その結果として、塾の収入は激減します。

もちろん、私たち従業員の給与にも影響が出ることになります。

このようなことを考えると、多くの学習塾が3月の初め2週間を休講にして、その後授業を再開したことは

「さもありなん」と思います。

 

 

でも、何も、私たちも「収入が減ったら困るから、もう授業やっちゃえ!」

なんていう安易な気持ちは持っていません。

何よりも、感染被害が拡大することは絶対に避けなければなりません。

ですから、先の記事で書いたように、素人判断かも知れませんが、教師一同、必死になって消毒作業などを行っています。

 

春休みになってしまった

3月16日に授業を再開して、幸いなことにまだ感染等は起こっていません。

ところが、この数日、授業をしているときに何人の子ども達から、

「次の火曜日の授業は来れないので、できたら補習をして下さい。」

といった要望が寄せられるようになってきました。

「何か予定があるの?」と聞くと、皆、言葉を濁します。

どうやら、旅行に行くようなんですね。

ここが、今、一番気になって、心配しているところなんです。

一部の子どもやご家庭の中には、3月26日からは「春休み」という認識があるように感じられます。

もちろん、例えば私の暮らしている兵庫県でしたら、4月7日までは今まで通り、いわゆる「不要不急」の外出を避け慎重に生活して下さい、とアピールしています。

でも、子どもたちの様子を見ていると、少し違うように感じてしまいます。

休校期間が終わったんだから、少しくらい羽を伸ばしても良いでしょ?

ずっと家の中にこもっているのも、いい加減に飽きたし、何よりも半年以上も前から予約していた旅行があるのだから、このくらい気分転換させてもらってもバチは当たらないよね?

感染してしまったらしまったで、その時の話!

といった雰囲気を感じさせるご家庭が少しあります。

 

台無しになるかも知れない

数百人の子どもをお預かりしている私の塾では、幸いなことに今日まで感染の拡大は認められていません。

でも、感染者はいるかも知れません。顕在化していないだけで。

そんな緊張感があふれている中で、

春休みに入ったのだから、

うちの子どもも3月の1か月間ずっと、家で大人しくしていたのだから、

うちの孫も、中学校(小学校)を卒業したのだから、

といった理由で、「少しくらいお祝いしても良いよね?」

という雰囲気がジワリと広がっている様子を感じてしまいます。

 

もちろん、圧倒的多数のご家庭は家族全員で我慢して、今この時も慎重な行動をとっています。

 

恐ろしいのは、ほんの一部(一人)の人が「まさか自分だけは…。」という楽観的な妄想にほだされて、無茶な行動をすることです。

もしも、その家庭の誰かが感染して、そこがベースになって周囲の人に次々と感染を広げる…。

その舞台が私の塾だったら、

もう、どうしようもありません。

 

ご両親やおじいちゃんおばあちゃんにお願い

せっかくの春に、子どもや孫に楽しい思いをさせてあげることができなくなることはなんとも切ないことだと思います。

でも、今は無茶をするときではありません。

万が一、という事態になったとき、家族全員が好奇の目、というか批判の目にさらされてしまいかねません。

多くの知識人がコメントしていますが、感染者を非難するというようなことはあってはなりません。

でも、私たちの身の回りには、そんな正論が通用しない土壌があることは皆さんが一番良く分かっていることと思います。

 

最後に

せめて、家族で羽を伸ばすなどして、長距離の移動などをされた場合には、

しばらくの間、自宅で待機して体調の変化がないかどうかを確認してください。

潜伏期間がやや長いようなので、最低でも10日間くらいは普段通りの行動に移らずに子どもの体調などを管理・観察して頂けませんか?

それが、ひいては地域社会全体を守ることになるのではないかと思います。

私を含めて、大人たちが

「正しく怖がる」姿勢を保ちたいと思います。

頑張りましょう、皆さん!

いずれは収束します。

その時に皆で笑い合える社会を作りましょう。

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