いよいよ兵庫県公立高校の一般入試がせまってきました。
受験生のみならず、お母さん方も緊張の日々だと思います。
そこで、今日は入試当日の各教科の取り組み方をお話しさせて頂きます。
少しでもお子さんのお役に立てたら、と思います。
良かったら、親子でご一緒にご一読くださいね。
1.国語
ここ数年は問一が与えられた資料の内容を読み取る問題。
実はさほど難しくはないですが、受験生にとっては解きなれていない分野だとも言えます。
【対策①】いっそのこと、問一が例年通りの傾向たっだら、後回しにしましょう。
落ち着いて読んだら解ける問題が多いです。でも、試験時間の初めの方にこの問題を解いていると、
「後の問題をじっくり解答する時間が確保できるかな?」と不安になってしまいます。
ですから、ここは一旦後に回して、残り時間で取り組むのが良いかと思います。
そして、漢文・古文と続きます。
【対策②】漢文・古文はストーリーが分からないのが当たり前!気にしないこと!
漢文・古文のストーリーを正しく読み取って、「解けた!」と実感できる受験生はそうそういません。
むしろ、設問の選択肢を見ながら、「もしかして、こういうストーリーなのかな?」と想像するしかないことも考えられます。
【対策③】敬語表現がカギになる
古文の問題では、登場人物に身分の差があることが基本です。例えば天皇とそれに仕える貴族とか。
そうすると、動詞が尊敬語ならばその行為は天皇の行為、謙譲語ならば貴族の行為、と想像できます。
「給ふ(お与えになる)」、「のたまふ(おっしゃる)」は尊敬語なので、登場人物の中で目上の人物の行為であると覚えておくと良いと思います。
そして、小説&説明文。
【対策④】断定的な選択肢は警戒せよ!
これは他の教科にも言えるのですが、「~に違いない」、「必ず~である」といったような断定的な選択肢は警戒して下さい。かなりの確率でその選択肢は正しくありません。
もし、そのような断定的な選択肢があったら、「例外があるんじゃないかな…?」と考えて、本文をもう一度読んでみてください。
2.数学
【対策①】大問2を無視して進める!
多分大問が6問。
普通は大問の一から順番に解いていきたくなりますよね。
ただ、少し厄介なのが、例年問二が少々面倒な問題が出てくることです。
もしも、大問二が面倒くさい問題だったら、そこに時間を取られてしまうのは悔しいので、こんな風に考えましょう。
①大問一はできるだけ頑張って解答する。(自信のない問題があれば問題用紙に印を付けておく。
②大問二をちらっと見て、何とかなりそうだったら一旦挑戦する。もし、面倒くさそうだったら大問三に進む。
③大問三以降の問題は中々難しいものもあるので、小問⑴をそれぞれ解いていく。いい感じならば、⑵⇨⑶と進んでいく。
これで、おおかた4割以上の得点は見込めます。
あとは残り時間を時計で確認しながら、手が出せそうな問題に取り組みましょう。
但し、残り時間が7分くらいになったら、大問一の問題の見直しをするのもありです。
満点なんか取れません。「合格点」を狙いましょう。
3.社会
兵庫の社会はねらい目です。
例年通りであるならば、それほど難しくはありません。
ほぼ記号問題ですから、選択肢を丁寧に読むことに尽きます。
先ほど国語でお伝えしたように、「断定的」な選択肢は警戒して下さい。
あと、公民分野で比例代表の選出方式である「ドント式」、
WHO(世界保健機関)あたりがちょっとあやしい。
地理だと、九州のあたり。
「八幡製鉄所」1901年創業。筑豊炭田の石炭、中国からの鉄鉱石。
⇨1960年代以降のエネルギー革命によって、その地位が低下。
現在は鉄鉱石の輸入先はオーストラリア。
北九州工業地帯は機械工業を中心として生産額を上げつつある。
このあたりは覚えておいてください。