こんばんは、149teacherです。
2月27日夕刻に総理大臣より、週明けから春休みまで学校を休校にする「要請」が出されました。
全国的に学校が休校となりました
これを受けて、我が家の子どもたち(小6・中2・高1)の学校も概ね3月3日(火)から15日(日)までの休校が決定しました。
ご両親共にお仕事をされているご家庭の負担はかなりのものになるのではないかと思います。
とはいえ、相手は治療法が確立していない、得体のしれない新しいウイルス。
仕方がないとも言えます。
近隣の塾さんも、同じ期間をめどに休校措置を取られています。
感染リスクを考えたら、もっともなことだと思います。
ましてや自分の塾が感染源となって、そこから感染拡大が起こったとなってしまうと
風評被害も少なくないと思います。
後々まで、「あの時感染を拡大させた塾」と言われかねません。
公立高校の入試は?
一方で、兵庫県の公立高校の入試は3月12日(木)。
最後の追い込みの時期にあっさりと教室を閉じてしまうことに対しては抵抗感があります。
どこの塾でも、この時期は最後の対策授業を行っておられると思います。
私の勤務する塾でも同様です。もう少し、受験生たちに伝えたいことがあります。
通常通り授業を行います
塾長と相談したのですが、私たちの塾では当面予定通りに授業を進めようと思います。
「大丈夫なの?」という考えもありますが、
- 兵庫県内で感染者が今日現在報告されていない。
- 子どもの感染者が重症化したという症例がほとんど報告されていない
ということを考えると、様子を見ながらではありますが、即座に全面休校とする根拠に乏しいように感じています。
また、およそ2週間、事実上「自宅軟禁」される子どもたちの心も心配です。
ご両親共働きのご家庭は少なくありません。
会社の体制が整わない場合、ご両親は、お子さんを家に置いた状態で出勤しなければなりません。
その弊害として、学童保育に大きなしわ寄せがきていることも指摘されています。
学校がお休みになるのに、学童は時間を延長・保育園は閉園しないという対処はとてもちぐはぐな印象を受けてしまいます。
11年前の新型インフルエンザの流行が、「教訓」として残っていることに基づく対応だろうとは思いますが、今回の件については、まずは多くの方が指摘されているように通勤電車などの混雑を解消することの方が先決であるのではないかと思います。
ですから、私たちは3月3日から、基本的に朝9時から一部の教室を子どもたちに開放します。
家に居られても心配だ、というお母さんたちの気持ちを踏まえて、
原則として健康状態に心配のない子どもたちは、塾で勉強するなどして過ごして欲しいと思います。
リスクはあります
もちろん、こうした対応に対しては批判も多いと思います。
徒に感染者を増やすことに加担するのではないか、という心配は拭えません。
でも、毎日満員電車に乗って通勤する大人たちに比べて、地元の公立小中学校に徒歩で通っている子どもたちのほうが、感染リスクは少ないと思います。
ですから、私の勤める塾の対応も、明日になれば状況を見て変更することも考えられます。
正解はないと思っています。
そのうえで、子どもたちが不要なストレスをできるだけ抱えないで済む方策を考えたいと思います。
ご批判は多々あるでしょうが、当面の間、このように塾を運営したいと思います。
まずは大人が冷静になりたい
それにしても、ここ最近のマスク不足から始まった
「買いだめ」傾向は何とかならないものでしょうか。
何の根拠もなく、トイレットペーパーやティッシュペーパーも品薄になってきているそうです。
だれもが、「家族を守りたい」とおもっていることは分かりますが、
その気持ちだけがあまりに前面に出しまうと、とても殺伐とした世の中になってしまう気がします。
昨日も、近所のショッピングモールに買い物に行ったのですが、マスク姿の人があまりにも多くてびっくりしてしまいました。
多少の効果はあるのでしょうが、感染していない人がマスクを付けることによって、コロナウイルスの感染を完全に吸い込まないようにすることができるかというと、そうではないようです。
むしろ、手洗いを励行し、口元や目などをできるだけ手で触らないようにすることの方が有効な予防法なのではないでしょうか。
そして、「困ったときはお互い様」という気持ちで、本当にマスクが必要な人の手にマスクが渡るようにすることが、感染者の激増を防ぐために効果があるのではないかと思ってしまいます。