夏期講座が終わろうとしています。

静かな教室

私の勤める塾では、今日と明日で夏期講座が終了します。

今日は子どもたちの学校があるので、授業は夕方から。

ただいま午後3時くらいですが、塾はこの1か月の喧騒がまるで嘘であったかのように静かです。

ようやく2人、3人と自習に来始めてくれました。

夏休み期間中の忙しさを考えると、もう体力の限界!という気持ちが強いのですが、
いざ、静かな教室を眺めていると、

「みんな学校へ行っちゃったなぁ。」という少し寂しい気持ちもします。

当たり前ですが、子どもの生活の中心は家庭と学校です。

塾はある意味1つの習い事にすぎません。

もちろん、塾を頼りにしてくれている子どももたくさんいますし、私たちのことを信頼して下さるお母さん方もおられます。

それだけで十分なのですが、少しだけ「子どもを学校にとられちゃった。」というわがままな感情が残ってしまうのです。

塾と言えば、当然入学式や卒業式、始業式などもありません。

スーッと始まって、スーッと終わります。

この点は学校の先生方がうらやましいです。
節目節目に儀式があって、メリハリが付きます。

もちろん、学校の先生方には私たち塾教師には分からない苦労がたくさんあると思います。
単に勉強を教えるだけではありませんから。

生活指導なども含めて、その後苦労は大変なものだと思いますが、
やっぱり、羨ましいですね。

学校がメインで塾はサブ

私たち学習塾は、メインではない存在。
そういう意識は常にあります。

ですから、子供たちには「学校の勉強・授業を絶対におろそかにしてはならない。」と常々言っています。

本当は、学校と塾とが家庭と連携し、子どものために力を合わせることができたら良いのには、と思うことがあります。

子どもの中には、家庭・学校・塾の全てでそれぞれ違う表情をしていることもあります。

その子の周りの大人たちが情報を持ち寄って、ベストまで行けなくても、少しでもベターな方法で子どもを導いてあげることができれば、それが一番なのではないでしょうか。

そして、学校の先生と塾の教師は、お互い教育のプロとして「負けるものか」というプライドを持って授業を組み立てていければ、なおさら子どもたちにとってプラスになるのではないかと思います。

親も学校の教師も、そして塾の教師も、目標とするところは同じです。

子どものため。

さて、それでは、子どものために、今日の授業も全力で取り組みたいと思います。

広告