こんにちは、149teacherです。
1月も終わりに差しかかり、段々と高校入試が近づいてきました。
受験生の皆さんは、しっかりと過去問対策をしていますか。
私の塾でも多くの受験生たちが毎日コツコツと取り組んでいます。
ただし、その取り組み方にもいくつか注文を付けたくなってしまうことがあります。
直接書き込まないで
難しいことなのですが、過去問を解くときに、問題に直接書き込みをしないようにする方が良いと思います。
理由は単純で、2~3回解いてほしいから。
私は子どもたちに
過去5年分で1セット。これを入試までにせめて3セットこなすように指示しています。
中にはノルマをクリアできない受験生もいますが、基本的にはこの位の経験値は積んで欲しいと思います。
そう考えると、初めて過去問を解く際に、いきなり問題にガシガシと書き込みを入れてしまうと
2回目以降の取り組みができなくなってしまいます。
一番良いのは、都度コピーを取って使うこと。
少々お金はかかりますが、3セットを上手にこなすためにはおススメです。
国語は1回目が勝負
上で、「せめて3回」と言っていながら矛盾する内容ではありますが、国語については、特に1回目に解答するときにぴったりと時間を測って、本気で解いて下さい。
2回目以降は、解答を覚えこんでしまうために、メキメキと得点が上がってしまいます。
もちろん、他の教科にも言えることですが、1回目がとても大切。
正しく時間を測って、まずは、時間内に最後まで解ききれるかどうかを確認しましょう。
時間切れが多いでしょ
真剣勝負で過去問を解いていても、
初めのうちは、制限時間内に全ての問題を解くことは難しいと思います。
兵庫県の公立高校の問題で言うと、数学なんかはまず無理だと思います。
もちろん、時間内に解ききることができるのが理想ですが、
受験生の目標は「合格点」を取ること。
自分の持ち点(内申点)を把握した上で、塾の先生などに相談して当日の目標得点を設定しましょう。
そして、目標点から各教科の個別目標点を大まかに設定しましょう。
例えば、この作業で数学が50点必要であるならば、
間違いなく50点取れる作戦を立てる必要があります。
言い換えれば、「取る」問題と「捨てる」問題の取捨が必要になるのです。
何回も過去問を解くことで、解答速度自体を早めることはもちろんですが、
同時に制限時間内にどの問題にとりかかって、どの問題を「捨てる」のかを見極める練習もしましょう。
31年度の受験者平均
ちなみに平成31年度入試における受験者平均点は次のようになっています。
国語 57.4
社会 62.8
数学 51.7
理科 43.4
英語 53.9
5科 269.5
平たく言えば、この得点で偏差値50。
志望校の難易度に応じてこの得点を基準にして目標特典を設定する必要があります。
何も満点を取る必要はないんです。
合格点が取れれば良いのです。
間違い直しも丁寧に
過去問を解いて、採点。
これで終わってはもったいないです。
間違えてしまった問題を解き直して、正解にたどり着くようにしましょう。
過去問(赤本)の解説を参考にして、自分の間違いを修正する必要があります。
でも、ここで少し問題が…。
過去問集(赤本)の中には解説が結構雑なものがあります。
私の塾でも、子どもたちが、「解説を読んでも訳が分からない。」と質問をしに来ることが多いです。
もちろん、そんなときは手伝ってあげるのですが、もう少し丁寧に解説されたものがないかな、と思っていたら、
ありました、この過去問集は良いです。
「大阪進研」が出版している過去問集。
これは良いです。
とっても丁寧に解説されていますし、各問題の難易度も明示されています。
ご参考までに他社の解説と比較してみますね。
平成30年度数学の大問5の解説です。
こちらがA社
そして大阪進研
実はこの次のページにも少し解説が続いています。
どうでしょうか?ボリュームの違いが歴然ですよね。
一般的な赤本が1,000円+税なのに対して、
大阪進研は1,500円+税。
でも、これはその価値があります。
受験生が自分で丁寧に過去問に取り組むためにはプラス500円の出費は
むしろ安いといえるのではないかな、と思っています。
是非、ご参考にして下さい。