勉強する目的

中学校のテストが近付いてきた人もいるかも知れません。

中にはテストが終わったばかりという人もいるかも知れませんね。
今年度に関しては、自治体ごとに学期の区切りがずれていますから。

でも、入試に向かってコツコツと勉強を続けていかなければならないのは当然です。
皆さんも、頭の中では分かっていますよね。

もちろん、日々の生活の中で毎日必ず2~3時間勉強する、なんて中々できないことです。
むしろ、「いつまで勉強しなければならないの?」と暗い気持ちになってしまうかも知れません。

「頑張らないといけない。」
「でも、しんどい。」
「楽しいこともしたい。」

こんな天使と悪魔の気持ちの間を揺れ動いているのではないですか?

そこで、と言うほどのことではないですか、今日はこんな話をさせて下さい。

何で自分は勉強がイヤなんだろう?

好きなことって、いくらでも時間を使うことができますよね。

野球、サッカー、ゲーム、YouTube…。

でも、勉強に夢中になれる人はそうそう多くはないですよね。

ちょっと勉強している人の中にも、
「やりたくないけど、親に怒られるからしている。」
といった気持ちの人の方が多いのではないですか?

あえてキツい言い方をすれば、
「怒られなくないから勉強する。」みたいな気持ちではないですか?

もう少し掘り下げると、
「親にテスト勉強をしている姿を見せておいたら、テストの点が悪くても言い訳できる。」

なんていう計算で、嫌々机に向かっていませんか?

私の知っている中学生の7割以上がそうですよ。

でも、ここで、もう一度自分の心に問いかけて下さい。

あなたは、本当に学校のテストの点なんかどうでもよい、と思っていますか?

高校なんて、行けるところに行ければ良い、と思っていますか?

 

そうではないでしょ?

 

本当は、あなたは気になっている高校があるのではないんですか?

でも、自分の実力では到底挑戦すらできないとあきらめていませんか?

担任の先生が「お前にはその高校はかなり厳しいぞ」と言ってもらえることを待っていませんか?
だって、先生にそう言ってもらえたら、親にも「先生に拒否られた!だからあの高校は受けられない!」って
言えますもんね。

そういう流れで、先生のおすすめする高校を受ければ、それで良いや、と思っているのであれば
とても残念ですが、私の記事はあなたのお役には立てないと思います。

でも、心の片隅にでも「実は、無理だと言われているけれど、あの高校に行きたいと思っている。」
という気持ちが少しでもあるならば、もう少しだけ149teacherの話を聞いてください。

あなたも、「気になる高校」ってありますよね?

できるならば、その高校に行きたいでしょ?

では、そのためにあなたは何をしていますか?

こんな言い方をすると「ウザイ」と思われるかも知れませんが…。

そこで、あなたの気持ちをスッキリと整頓してみませんか?

 

実は気になる、行きたい高校がある。
でも、自分の実力では到底その高校をうけることができない。

さあ、どうしますか?

149teacherとしては、まずは行きたい高校に向かって全力で努力して欲しいんです。

もちろん、受験ですから、受かる子もいれば落ちる子もいます。

 

あなたは「落ちる子」になることを怖がっていますよね。

でもね、あなたのお父さんやお母さん、じぃじやばぁばもね、お兄ちゃんでもお姉ちゃんでも、
弟や妹ですらも、

必死に挑戦したあなたをバカにする人は誰もいませんよ。

逆にね、

学校の先生から「お前には少し難しいかもしれない。」って言われて、
ホイホイと、
「先生、そのセリフを待っていました。」
とばかりに、志望校を下方修正するあなたを、傍で見ている方がみんなにはツラいと思いますよ。

自分の心にしっかりと向き合って、
自分がどうなりたいのかを徹底的に考えませんか?

もちろん、
あまりにも無理な夢を、あなたが思い描いているのであれば
周囲の大人たちは説得を始めるでしょう。

でも、
あと、もうひと踏ん張り、で先が見える状況ならば
あなたのパパやママは、あなたを応援してくれるはずです。

私だって、人の親です。
子どもが「~したい!」と言ってきたら、
できる限り子どもの希望を叶えて上げたいと思います。

あなたは、本音で、どうしたいですか?

面白くない勉強を、これ以上続けるのは真っ平ごめんですか?

ではなくて、実は勉強から逃げていますか?

逃げたいと思っているからこそ、
勉強している「フリ」をして、
もしも、第一志望校に落ちたときの言い訳を、
あらかじめ準備しようとしていませんか?

そんな作戦

幸せではないですよ。

 

私は塾の教師です。

中には無理な志望校をごり押ししてくる生徒・保護者も一定数います。

でもね、同時に

「お前、今からもう少し頑張ったら、別の選択肢が見えて来るんだけど…。」
という生徒もかなり多いです。

生徒や保護者の方が、先に根負けしてしまうんですよね。

でもね、可能性は最後の最後まで探っていきたいと思うのです。

子どもが安易な方向に逃げないように、じっくりと膝を突き合わせて話をしたいです。

家でも、家族と一緒に、しっかり話し合って欲しいです。時には大ゲンカになるかも知れませんが、

家族で徹底的に意見を戦わせましょう。

家族って、その為にあるのだと思います。

受験について悩んでいるあなたの気持ちを、
家族は一生懸命に理解しようとし、あなたの話に耳を傾けようとしてくれると思います。

普段、親子ゲンカばかりしているお家でしたら、
初めのうちは刺々しい言葉のやり取りになるかも知れません。

でも、親はあなたの進路について、こころから「どうでもよい」と思っているはずがありません。

あなたの人生にとって大切な話し合いなのですから、

何日かかってもよいので、
お互いに思っていることを口にしてみたら良いと思いますよ。

自分の思いを口にすることで、頭の中が徐々に整頓されてくることも多いです。

家族で話している間に、

「あれ、僕は何で〇〇高校に行きたいと思っているんだろう?」

「本当の志望理由は何なんだろう?」

と考え始めるかも知れません。

それも大切なことです。

せっかくの大切な機会ですから、とことん自分の気持ちに向かい合ってみて下さい。

そして、しっかりとお互いの気持ちを伝えあった上で、志望校を「家族として」決定して下さい。

決定してからが大切です。
家族の皆さんにも協力してもらわなければならない大切なルールが1つだけあります。

それは、「結論が出たら、後から色々言うのはダメ!」というルールです。

「やっぱり、うちの子には〇〇高校を受けて欲しい。」
「もう少しレベルの高いところでも勝負になるんじゃないか…。」

又は、

「本人が行きたいと言っているけれど、難しそうな気がする。」
「学校の先生に頼んで、レベルを下げるように伝えてもらおうかな…。」

といったようなセリフは家族会議で決定した後では封印しましょう。

家族の誰も前向きな気持ちになれません。
受験勉強に対するモチベーションの妨げになってしまうだけです。

徹底的に話し合って決めた以上は、家族全員で前向きに受験と向き合って欲しいと思います。

 

広告