計画表を作りました
期末テストが近づいてきました。
多くの学校では実技系科目も含めて9科目の試験が行われるかと思います。
とはいえ、子どもはまだまだ部活動三昧。
夕方帰宅したと思ったら、もう疲れてしまっていて学校の宿題を終わらせることで精一杯。
もっと計画的にテスト勉強してくれないかな、と悩むお母さんも多いと思います。
子どもは子どもで、実はテスト勉強もしなくてはいけないと分かって入るのですが、何から始めてよいか分からないから中々スタートが切れない、という面もあります。
そこで、こんなカレンダーを作ってみませんか。名付けて「カウントダウン・カレンダー」
タテの列には、日付とテストまでの残り日数を入れています。
ヨコの行には勉強する目標単位数と各教科の記入欄があります。
カレンダーの使い方
① 目標単位数を書き入れる。
1科目の勉強時間を30分とします。
もちろん、もっと長時間勉強して欲しいと思う気持ちも分かりますが、人間の集中力はそれほど長続きしません。
むしろ、ダラダラと机に向かって2時間、3時間と目標もなく勉強するほうが効果は薄いと思います。
ですから、1教科の勉強時間は30分。
30分でできることを考えて、時間が来たらタイムアウト(終了)。次の教科の勉強に入ります。
まずは、あらかじめ子どもの部活や他の習い事などの都合を考えて目標とする単位数を書き込ませます。
2時間勉強できそうだ、と考えたら30分×4(単位)。これを全ての日に書き込みます。
② 1単位ごとに〇印を入れさせる。
テスト勉強を始めたら、手を付けた教科の欄に〇をつけさせます。
英語を30分勉強したら英語の欄に「〇」。
理科も30分やったら、理科にも「〇」。こうしてその日の目標単位の数だけ〇印が付くように頑張らせましょう。
もちろん、予定通りに運ばない日もあると思いますが。このカレンダーを机の前などに貼っておいて、日々自分の目で見ることが大切です。
1単位足りない日があったら、次の日に+1単位すればよいのです。
少し、書き込んでみます。
③ 教科間のバランスを見る
定期テストで良い結果が出せなかった子どもの多くは、
ア.テスト範囲全体を勉強していない。
(例)英語のテスト範囲が教科書の18ページから33ページとなっていたのに28ページ以降は手を付けていなかった。
イ.すべての教科を勉強しているわけではない。
(例)音楽と技術は興味があまり持てないので、プリントをさっと眺めただけでそれ以上の勉強をしていなかった。
といった傾向が強いです。
突然勉強方法が変化する訳ではありませんが、カウントダウン・カレンダーを使うことによって、教科の偏りを視覚的に見ることができます。
美術の勉強をしてない、とか、社会に比べて国語の単位数が少ない、といった具合です。
テストまでの間、できれば親子でこのカレンダーを確認してバランスよくテスト勉強ができるようになれば、子ども自身の取り組み姿勢も変化してくると思います。