1学期期末考査実施中
子どもたちの期末考査が始まっているころだと思います。
普段は中々勉強に気持ちが入らない子供も、さすがに自分なりに勉強をしているかと思います。
「どうせなら、普段から少しずつでも勉強しておけばよいのに…。」というお母さんの不満も中々大きいかと思いますが、今日は土壇場の子どもの勉強方法についてはのお話です。
子どもの中には、テストが始まると夜遅くまで勉強する子がいます。
聞いていると午前3時、とか4時まで勉強していたという子どももいたりします。
まあ、少しでも良い点数を取りたいという気持ちがあるからこそ、そのような行動に出るのでしょうから、基本的には「頑張ってね。」と励ましてあげたいとは思います。
ただ、折角やる気になったのでしたら、夜遅くまで勉強するよりは朝早く起きることの方が効果的ではないかと思います。
早起きは「+5点」の得
その理由をいくつかお話させて下さい。
① 寝ている間に記憶が自分の意志とは別に整頓されてしまう。
私は脳とか睡眠の専門家ではないのであまり偉そうなことは言えないのですが、自分の経験則として、前日の寝る前に覚えようとしたことの多くは睡眠を挟んだ翌朝忘れてしまっている(定着していない)ということです。
多分寝ている間に自分の脳が、情報を整頓していまい、覚えておきたい情報を消去してしまうのではないかと感じています。
② 起きる時間が遅くなる。
夜遅くまで勉強していると、必然的に朝起きるのが遅くなりがちです。
もう、学校に間に合うかどうかギリギリ、なんていうこともあると思います。
これも諸説ありますが、起きてからしばらくの間は頭の動きが鈍っているように感じられます。あくまで私の経験からですが。
私はこのように考えて、いっそのこと試験当日の朝、早起きして少しでも勉強することの方が有効ではないかと考えました。
そして実践。
私自身の結果で言うと、学校の定期テストでは結構得点を上乗せすることができました。
特に効果的なのは文型科目などの暗記もの。
そりゃそうです。さっき家で覚え直した知識がそのまま問題に出てくれば、そのまま「ニヤリ」とほくそ笑んで得点ゲットです。
「早起きは三文の徳」ならぬ、「早起きは5点の得」を実感していました。
私は塾の生徒たちに基本的にこのような話を聞いてもらい、早起きを実践して欲しいと思っています。
子どもの中には、「早起き」という言葉にマイナスの反応を示す子が少なくありません。気分的に「早起きすることは辛い。」と感じるようです。
私自身は人間は本来「朝型」だと思っています。もし「夜型」であるならば、種としての人間が夜行性になったのではないか、と考えています。
もちろん、一人ひとりの人が朝型よりだったり、夜型よりだったりするのでしょうから、すべての人に朝型であれ!とは言えません。
テストに向けて努力することが大切です
でも、子どもたちに対してはテストで1点でも多く得点するために、その位の工夫や努力はして欲しいな、と感じます。
「えぇ~、早起きできなさそう。」とか「自分には無理。」、「そこまで必死にならなくても…。」というような気持に逃げ込む弱さを克服して欲しいのです。
この記事を書くにあたって、ネットなどで記憶と睡眠について少し調べてみましたが、私が常識だと思っていたことが、実は科学的な根拠がないなどの記事を多々見つけました。
やはり、自分の知識や経験だけに凝り固まってしまうことは危険ですし、もったいないですね。改めて勉強して、色々な考えを吸収したいと思います。そして、その知識をまた普段の生徒の指導に役立てます。やはり、日々勉強ですね。