様々な筆記具とペンケース
こんにちは。149teacherです。今日は子どもの筆箱(ペンケース)について感じていることを書かせてください。
筆箱に対する子どもの意識は本当にバラバラです。筆箱を見ていると、子どもの性格判断ができそうな位です。
几帳面な子は、ラインマーカーを必ず同じブランドに統一。
筆記用具の向きも必ず揃えます。採点用の赤ペンを使った後は、必ずと言ってよいほど速やかに筆箱に戻します。
一方、こだわりのない子の筆箱は乱雑の一言に尽きます。
シャーペンや赤ペンの向きはバラバラ。消しゴムも割れたものがコロコロと筆箱の中を転がっています。
十人十色とは正にこのことかな、と思います。
ここまで読んでいただいて、ごめんなさいなのですが、今日のテーマは「筆箱の存在」についてです。
ペンケースは机の上に置かないといけないのか
ほぼ全ての子どもが、特に指示しない限り筆箱を机の上に置いています。言ってみれば当たり前の光景にも感じられます。
でも、授業をしていながら子どもの様子を見ていると、とても気になることがあります。
子どもって、結構筆箱や筆記用具で遊ぶんです。
「遊んでいる」という実感はないのかも知れませんが、気を取られています。例を挙げると、
① 意味もなくシャーペンを交換する。シャーペンの芯を本体に入れる。
② ノック式の筆記用具をおもむろに分解する。時折、中のバネが飛んでいく。
③ 筆箱のジッパーなどに付けているチャームやキーホルダーなどを触る、眺める。筆箱自体をじーっと眺めている。
④ 算数(数学)の授業でもないのに三角定規を握っている。
ざっと、思いつくだけでこんな感じです。
私の言いたいことは、もうお分かりいただけたと思います。とにかく勉強の邪魔なんです。筆箱は。
ペンケースは片付けましょう
もちろん、しっかりと集中力を高く保ち、問題を解くことに必死になっている子どももいます。でも、筆箱が集中力を途切れさせてしまうきっかけになっている子どもも少なくはありません。
特に、筆箱にキーホルダーなどを付けている場合や、筆記用具事態にアクセサリーがついている場合。これは百害あって一利なしです。
ですから私は授業が始まる際に、筆箱を机の中に片付けさせることがあります。机の上に出しておくのはシャーペン(鉛筆)1本と、消しゴム1個、赤ペン1本。
ほら、机の上も少し広くなったでしょ。
「集中しなさい。」と口で言うだけでは、子どもたちにしっかりと伝わらないことが多いです。具体的に「こうしなさい。」と指示しないとピンと来ないのですよね。
家で宿題をするときにもこの手は如何でしょうか。
結構集中できますよ。
筆箱は「筆記」用具ではないんです。筆記用具の「運搬」用具です。