夏休みも(やっと)終盤!
いよいよ8月も終盤です。 お母さん、もう一息頑張ってください。もう少しで給食が始まり、子どもは昼間学校で過ごすことになります!
こんな気持ち、ある程度お母さん方にもありますよね?
仕事の都合上、子どもを置いて家を後にすることも少なくなかったと思います。
心配ですよね。
今日は、子どもに対するお母さんの立ち位置について、普段考えていることを書かせて下さい。
まず、お母さんたちは誰だって、子どもと良好な関係を築きたいと思っているはずです。ギクシャクした関係では、ハッピーではないですから。
でも、親ですから時には子どもに注意をしたり、叱りつけたりといった厳しい姿勢で臨まなくてはならないこともあります。
親として譲れない部分、です。
私も3人の子どもの親です。
「これは親として放っておくことはできない。」
「これは一言子どもに注意しなければならない。」
という場面があります。
例えば、子どもが約束の時間を過ぎてもゲームを止めようとしない。1日2時間と決めているのに、もうとっくにそんな時間は過ぎている。
やんわりと注意してみても、子どもは「うん、分かった。」とか言いながらも中々その手を止めようとしません。
…様子を見ながら、「そろそろ限界かな。腹が立ってきた…。」
で、「いつまでゲームしているのよ!もうとっくに約束の時間は過ぎているでしょ!いい加減にしなさい!」
こうやって、日々、お母さんたちが子どもをるシーンが蓄積されていきます。
もちろん、親としては子どもに少しでも自分の言いたいことが伝われば…。という思いで怒っているわけです。
子どもに届いていない?
でも、最近よく考えてみると、子どもが中々素直に私の言うことを聞かなくなってきた…。という時期が出てきます。
怒られ慣れてきたのかな?
それとも、反抗期?
いずれにしても、お母さんの「分かって欲しい。」という思いは徐々に空振りの回数を増やしていくことになってしまいます。
お母さんの悩みは増々深まってしまうと思います。
でも、別の角度で考えてみて頂きたいのです。
自分が子どもに怒ったとき、言い換えると「もう怒らなくてはならない。」という気持ちになったとき、その直接のきっかけになったものは何なのか、ということです。
とても偉そうな言い方で申し訳ないのですが、子どもが徐々にお母さんの怒りを素直に受け止めなくなってきたというケースについて色々伺っていると、こんな疑問が頭に浮かんでしまうのです。
「お母さんが子どもに怒りときの軸が一定ではない。」
ということです。
子ども目線で言うと、
昨日は怒られなかったことが今日は怒られた。
この間は何も言われなかったのに、今日はものすごく怒られた。
といった不満を抱いていることが分かります。
もちろん、お母さんには様々な事情があると思います。
昨日怒ったにも関わらず、今日も同じことをしている。昨日は我慢したけれど、今日は我慢できない。怒らなくてはならない。
とか、
昨日は私もあまりイライラしていなかったから大目に見てあげたけれど、今日は子どもの様子を見ていると我慢できないわ…。
こちらも人間ですからね。多少のブレはあります。
子どもが反抗するスキを与えている
でも、子どもにはこういう大人の事情が通用しないと実感しています。
「この間言っていたことと違うじゃん。」
「なんで昨日はよくて、今日はだめなの?」
といった素朴な疑問が湧きあがってしまい、すなおにお母さんの気持ちを受け止めることができなくなってしまいます。
そうなると、子どもだって人間ですから、自分の心を守るために様々な自己弁護を始めます。
「お母さんの言っていることは日によって変わる。多分、お母さんの機嫌が影響しているんだ。」
「だったら、僕が怒られたことは、全部が僕だけのせいじゃない。お母さんの機嫌のせいだ。」
こんな風に、子どもがある意味で理論武装を始めると、お母さんの立ち位置は不安定になります。
私たち親が意識しなければならないのは、「是々非々」だと思います。
どういう状況であれ、我が家として認められないことは一切の例外なく認められません、という強い意志です。
お母さんも、家事やお仕事で疲れていることが多いと思いますが、「今日は、まぁ、いいか。」といったような怒る起点の「軸」がぶれるようなことはできるだけしない方が良いと思います。
いつでもどこでも、〇〇をしたら怒られる、という基準
を子どもに理解させることが必要だと思います。
お父さん方の中には「臨機応変」という言葉を好まれる方が少なくありません。
状況に応じて模範解答を変えていこうという考え方ですよね。
これは実社会では大変重要な知識・知恵だと思うのですが、子育ては別だと私は思います。
子どもたちは、まだまだ「基準」を知りません。
今は「基準」を学んで身に付ける時期だと思うのです。
例外なく、です。
だって、「例外」を安易に認めると、子どもたちはその必殺技を繰り返し使います。
つまり、「基準」が崩壊するのです。
こどもが大きくなって、ある程度の常識的な規範を身に付けてから「臨機応変」という考え方を教えても、全く問題はないと思います。
ブレない軸を保つ
お母さん、まずは、
〇〇したら、お母さんは怒るからね。
◇◇はやってはだめよ。
と、具体的にお母さんが起こる「軸」をはっきりとさせていきましょう。
そして、子どもがその軸から外れたときにはしっかりと怒ってやりましょう。
子どもたちは「怒られる」と「怒られない」の線引きを、まずは覚えないといけないのです。