149teacherです。
学校再開
いよいよというか、今週から兵庫県では学校が再開されます。
お母さん方も複雑な心境ではないかと思います。
子どもが学校に行くことができない、という異常な状態は少しでも早く解消した方が良い。
同時に、今の世の中の状況を見ると、とても安心して子供を学校に送り出すことはできない。
結局、個人や家庭で考えられる限りの対策をとるしかないような状態です。
学校再開についての意見は様々だと思いますが、ここでは別の視線でお話をさせて頂きたいと思います。
今年の担任は誰かな?
新入生は当然ですが、進級する子ども達も、新年度は新しいクラスが始まります。
そして、担任の先生も変わることが多いですよね。
お母さん方も、我が子の担任がだれになるのかはとても気になるところだと思います。
始業式で担任の先生が分かり、子どもが帰宅後にお母さんに報告。
それを受けてお母さんたちのLINE網は猛スピードで情報を拡散します。
「やった!うちの子、〇〇先生だ!子どもにも人気があるし、良かった!」
「△△先生だわ。中には苦手っている人もいるけど、厳しめの先生らしいから、うちの子にはちょうど良いかも。」
「えっつ…、●●先生…。最悪だ。あの先生えこひいきするって有名な人でしょ?うちのお姉ちゃんもあの先生だけは嫌いって、言ってた…。」
「□□先生って、誰?新任の先生なの?え~っ!6年生に新人を任せるの?校長先生、何を考えているの?」
気持ちは分かります
お母さん達からすると、我が子の1年を任せる担任ですから、気になるのは当然だと思います。
でも、毎年こういった流れを見ていて、一つだけ気になってしまうことがあります。
それは、
「子どもに向かって、先生の当たり外れを言ってしまうこと」です。
もちろん、子ども達は子ども達で先生を観察しています。子どもの間で人気のある先生、そうではない先生など、ある意味はっきりしています。
でも、それとは別に、お母さんの口から
「今年の先生ははずれだわ。」なんていう言葉を聞いてしまうと、
子どもにとって良い影響はあまりないのではないかと考えます。
お母さんから、新担任の悪口を聞かされてしまった子どもは、
最悪の場合、担任の先生をはじめからバカにしたような態度をとることがあります。
「この先生は、人気のない良くない先生だから、言うこと聞かなくたって別に良いや。」
なんて考え始める子どもも出てきてしまいます。
1年のスタートからこの調子では、教師と生徒との間で良好な人間関係を築くことは難しいです。
もちろん、結果として、子どもが自分の目で確かめて、この担任の先生はダメだと判断するときがあるかも知れません。とても残念なことですが。
でも、お母さんの側から敢えて、初めから教師と子どもの人間関係を壊しに行くことはしない方が良いのではないかと思います。
まずは、子どもに真っ新な視線で担任の先生と向かい合わせてあげて欲しいと思います。
そのうえで、子どもから聞いたりしているうちに、これはどうかな?というようなことが起これば、担任の先生や学年主任に直接アクションを起こせばよいと思います。
私の塾も「担任制」を採っています。
3月から新年度をスタートさせていますが、自分がご家庭でどのように言われているか、とっても気になってしまいます。
どうせなら「大当たり」の先生、と思ってもらえるよう、毎日の授業で子どもたちに接しています。
先生側の緊張も大変大きいでしょうね。
ましてや新採用の先生たち。
今年は新型肺炎の影響で、非常にクラス運営が難しいと思います。
まずは子どものために、学校と家庭が正しくコミュニケーションを取ることができる環境を作っていきたいですね。
令和2年度の異動情報
新年度の異動情報は、毎年神戸新聞などで必死にチェックしてしまうのですが、
紙面の都合もあるでしょうが、あまり見やすくないですよね。
こんな事したら怒られるのかも知れませんが、
コツコツ手作業して、少しだけ見やすくしてみました。
手作業ゆえ、間違いがあったら申し訳ありません。
ご参考までに。
ごめんなさい、例によって阪神地区の情報のみとなっています。