こんばんは、149teacherです。
2学期の期末考査対策授業や、塾の懇談会の資料の準備などで、
全然記事が更新できません。
この記事も、1週間ほどかけて空いた時間を見つけて書いてみました。
よろしかったら参考にして下さい。
公立高校第2志望
今日は、公立高校受験の際の第2志望校についてお話しさせて頂きます。
私が勤務している塾は兵庫県の第2学区にありますので、
このエリアに限定したお話ししかできませんが
宝塚・伊丹・西宮・尼崎・三田・川西・猪名川エリアのお母さん方には
少しは役に立つお話ができればと思っています。
先輩のケースを参考にする
身近に部活動の先輩、近所のお兄さん・お姉さんがいたら、第1志望・第2志望をそれぞれどの学校にしたのか
聞くことができれば、まず聞いてみて下さい。
実は、パターンはほぼ決まっていると思います。
例えば
第1志望:宝塚北
第2志望:宝塚西
とか、
第1志望:県立伊丹
第2志望:県立宝塚
他にも、
第1志望:伊丹西
第2志望:川西明峰
といったように第1志望校に対して、どこを第2志望にしたのか。
言い換えると、どの組み合わせだったら担任の先生が納得してくれたのか、
ということをリサーチできると完璧です。
学校のテンプレートを把握する
一般的に、各中学校で、
「第1志望が〇〇高校ならば、第2志望は△△高校」
と、テンプレートが決まっていることが多いようです。
で、今年3年生を担任している先生は、ほとんどが昨年と一昨年は3年生の担任をしていません。
直近の受験状況は、今1年生と2年生を担当している先生から申し送りを受けて
一生延命、頭に入れようとされています。
(基本的に3年生を担当した先生は、翌年度1年生を担任する人事が多いです。
担当学年がスライドしていくのです)
ですから、前年度・前々年度に受験を経験されたご家庭から具体的な話を聞くことができれば、
今年度の先生方の対応も予測がつきます。
正直、無茶を言う先生もいます
進路指導の中で、一番厄介なのは、
子どもが少し高めのレベルの高校を第1志望としているケースです。
私が直接聞いた例では、
ある子どもが
第1志望:尼崎稲園
第2志望:川西明峰
と担任から提案されたケースがありました。
確かに尼崎稲園に余裕で合格できる、というほどの力には届いていない子どもでしたが、
第2志望が川西明峰、となると穏やかではありません。
偏差値で言うと、20ポイントほど違います。
子ども本人からこの話を聞いて、
大慌てでお母さんに連絡しました。
第2志望を、絶対にもっと上のクラスの高校にして下さい、と。
万が一、第1志望が叶わなかった場合、
この子どもはびっくりする位レベルの違う子どもたちと3年間を過ごさなくてはならなくなります。
第1志望校をあまりにも高望みしていなければ、このような極端なケースは受け入れる必要がないと思います。
大体の場合、3年生の担当教師の学年会議で、このような無茶なケースは修正されることが多いですが、
黙って受け入れてしまうと、そのまま、ということもあり得なくはないです。
模試(民間)のデータを見てくれない
中学校の先生は、懇談などで子どもの模擬試験のデータを見てもらおうとしても、
頑なに見ようとはしてくれません。
むしろ、無視します。
ですから、
「先生、うちの子、この間受けた模試で☓☓高校の判定がBだったんです。」
「見込みがあるのではないでしょうか?」
などと言っても、聞き入れてくれません。
中には模試の成績を見ようともしない先生もおられます。
民間のデータを活用するな、と指示が出ているのでしょうかね。
前例のない学校を志望校に入れるとややこしくなる
宝塚市に住んでいるとします。
で、
第1志望:尼崎稲園
第2志望:宝塚西
と希望したとしましょう。
子どもが県立西宮で勝負になると判断された場合、
第2志望は宝塚西でOKがでると思います。
ところが、
第1志望:尼崎稲園
第2志望:尼崎北
としたとします。
恐らく、第2志望校については、
「考え直してくれ」と言われる可能性があります。
尼崎北では難しい、という判断ではありません。
その中学校で過去に尼崎北を受けた、又は進学した生徒がいないから、
判断が出来ないことがあるのです。
前例がない
学校内でデータがないので、先生たちは妥当性を判断できないのだと思います。
手持ちのデータがないから、お母さんにどういう返事をしたら良いのか分からない。
結果、「宝塚西あたりでどうですか」と持ち掛けられると思います。
こんな展開になったら、お母さんとしても子どもとしても悩みますよね。
要は「お墨付き」がもらえないのですから。
こんなときにとるべき方法は2つです。
① 話をややこしくしくはないので、先生の助言通り第2志望を学校の「おススメ」に変更する
② 初志貫徹し、第2志望を変更せずに強行突破する。
②の場合は、前提条件として
ア.その学校のオープンスクールに参加している
イ.塾などから情報を得て、第2志望が妥当であることを確認する
これができていて、子どもが
模試第1志望を落ちたときに、
第2志望の学校だったら
気持ちを腐らせずに何とか通える、というのであれば
挑戦して良いと思います。
あなたが「前例」になってしまいますが…。
多くの場合、最終的には妥当なケースに収まることが多いですが、
それでも稀に「何でこんな志望パターンなの?」と
びっくりしてしまうケースもあります。
「あれ、おかしいな。」
と感じたら、まずは声を出してくださいね。