こんにちは、149teacherです。
学校が始まりました
恐ろしく短い夏休みが終わり、子どもたちは学校に戻っていきました。
とは言え、宝塚市の公立小中学校の夏休みは8月1日~17日の17日間。
私の子どもが通っている川西市の小中学校は8月8日~16日までの9日間。
宝塚市の中学3年生は周辺の他市に比べると結構休みが長い方だったのかも知れません。
で、宝塚市内のとある中学校なのですが、1学期の期末考査が8月26日(水)~28日(金)の3日間。
子どもの疲れ方がかなり大きい
今週の火曜日(8月18日)に中学2年生の授業を行ったのですが、子ども達の疲れ方が酷かったです。
普段の授業ではしっかりと授業を聞いてくれているような子どもも、授業が進むにつれてまぶたが重くなってきました。
「ダメだ!目を開かないと…。」と心の中で戦っている様子がありありと見て取れます。
本来でしたら「久しぶりに学校生活が始まって疲れているんだろうな…。」と可哀そうに思ってしまう局面です。
褒められた話ではないですが、子ども達に対して、
「今日は、しんどいのによく頑張って塾に来たね。疲れていると思うけれど、何か1つでも役に立つ知識を身に付けて帰ろうな。」
と、子ども達に語りかける場面です。私としては。
でも、この中学校の生徒たちは、夏休み明けであると同時に、定期考査1週間前でもあるのです。
1学期の期末考査前です。
実技系科目もあるんです。
本来ならば、目一杯スパートをかけてテスト勉強をするべきタイミングなんです。
でもね、夏休み明け1週間で期末考査があるって、やっぱり不自然ではないですか?
もちろん先生方がスケジュールを決めた訳ではないのですが、子どもに対する影響をできるだけ考慮して頂きたいと思います。
授業のペースが速い速い!
で、子どもたちに聞いていると、授業のペースが「強烈に」速いのです。
できるだけ履修内容を進めたいのは分かりますが、ほとんど「焦っている」状態のようです。
少なくとも子どもたちの目から見ると、そのように映っているのです。
もちろん、子どもたちは自分の都合の良いことしか言わなくなりがちですし、
自分の足りないところを他人に転嫁しがちではあります。
でも、「先生、めっちゃ焦って授業を進めているな…。」
と子どもたちが感じてしまうこと自体が、そもそもよくない状態であると思います。
子どもたちは、自分に甘い面もあるので、先生が速いスピードで授業を進めていくと、
「全然分からへん!」「先生は教室の前で喋っているだけ!」と逃げの姿勢に逃げていきます。
今年は厳しいです
20年ほど宝塚で塾教師をしていますが、さすがに今年はイレギュラー過ぎます。
ただ一つ言えることは、子どもが「授業が速い」「速すぎて分からない」なんて言い出したら危険信号だということです。
先生は焦っている
子どもは逃げようとしている
この状態で何が子どもに残せるのでしょうか?
子どもは何を得るのでしょうか?
一方で
今日、県立伊丹高校のオープンスクールの参加申し込みが夕刻始まりました。
と、思いきや、オンライン上の申し込み時間を2時間過ぎたかどうかという時点で定員が一杯になり、受付が終了していました。
伊丹、川西、宝塚エリアで大変人気のある高校です。
それにしても、受付開始2時間で受付終了となったことはやはり驚きです。
情報に飢えて焦っている受験生とその保護者、という構図が目に浮かびます。
行きたい高校、気になる高校はある、
でも、自分の客観的な学力は測りづらい。
学校の授業は一方的に進んでいく。
こんな不安定な環境を、今回の受験生は進んでいかなければなりません。
学校、塾を問わず、
子どもたちが少しでも落ち着いて自分の将来を考えることができるような環境を
大人たちは何としてでも提供してあげなければならないと思います。